ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第4章8スンダリーの経 (普及版)
4.8 スンダリーの経(38) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、お釈迦様とビクの僧団は、人々から尊敬され、衣料や食事や寝具坐具や薬を受けていた。 いっぽう、異教の遊行者たちは、人々から尊... 続きをみる
ブッダのブログ記事
ブッダ(ムラゴンブログ全体)ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第4章8スンダリーの経 (普及版)
4.8 スンダリーの経(38) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、お釈迦様とビクの僧団は、人々から尊敬され、衣料や食事や寝具坐具や薬を受けていた。 いっぽう、異教の遊行者たちは、人々から尊... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第4章7 サーリプッタの経 (現代語訳・解説)
4.7 サーリプッタの経(37) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、尊者サーリプッタが、お釈迦様から遠く離れていないところ、瞑想姿で身体を真っすぐに立てて、求むこと少なく、常に満ち足りていて... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第4章7サーリプッタの経(普及版)
4.7 サーリプッタの経(37) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、サーリプッタが、お釈迦様から遠く離れていないところ、瞑想姿で身体を真っすぐに立てて、求むこと少なく、常に満ち足りていて世俗... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第4章6ピンドーラの経 (現代語訳・解説)
4.6 ピンドーラの経(36) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティー(舎衛城)に住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園(祇園精舎)で、尊者ピンドーラ・バーラドヴァージャがお釈迦様から遠く離れていないところで、瞑想姿で身体を真っすぐに立て... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第4章6ピンドーラの経(普及版)
4.6 ピンドーラの経(36) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティー(舎衛城)に住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園(祇園精舎)で、ピンドーラ・バーラドヴァージャがお釈迦様から遠く離れていないところで、瞑想姿で身体を真っすぐに立てて森... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第4章 5象の経 (現代訳・解説)
4.5 象の経(35) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、コーサンビーに住んでおられた。 ゴーシタの聖園で、お釈迦様は、ビクやビクニや在俗の信者や女性の在俗信者や王や大臣や異教の者や異教の者の弟子らに煩わされ、混乱して住んでおられた。お釈迦様はこう思ったのです。 「わた... 続きをみる
4.5 象の経(35) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、コーサンビーに住んでおられた。 ゴーシタの聖園で、お釈迦様は、ビクやビクニや在俗の信者や女性の在俗信者や王や王の大臣や異教の者や異教の者の弟子らに煩わされ、混乱して住んでおられた。お釈迦様はこう思ったのです。 ... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第4章4 ヤッカの打撃の経 (現代訳・解説)
4.4 ヤッカの打撃の経(34) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、ラージャガハ(王舎城)に住んでおられた。 ヴェール林のカランダカ・ニヴァーパ(竹林精舎)で、尊者サーリプッタと、尊者マハーモッガッラーナとが、カポータカンダラーに住んでいます。その時、尊者サーリプッタは... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 4章4ヤッカの打撃の経(普及版)
4-4 ヤッカの打撃の経(34) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、ラージャガハ(王舎城)に住んでおられた。 ヴェール林のカランダカ・ニヴァーパ(竹林精舎)で、サーリプッタと、マハーモッガッラーナとが、カポータカンダラーに住んでいた。その時、サーリプッタは月明かりの夜、... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第4章3牛飼いの経 (現代訳・解説)
4.3 牛飼いの経(33) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、コーサラ国を大いなる修行者の僧団と共に、遊行しておられた。 道から外れて。木の根元のところに行き、設けられた坐に坐られました。 そのとき、牛飼いがお釈迦様のところにやって来て、お釈迦様にご挨拶(あいさつ... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第4章3牛飼いの経 (普及版)
4.3 牛飼いの経(33) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、コーサラ国をビク衆と共に、遊行しておられた。 道から外れて。木の根元のところに坐られました。 そのとき、牛飼いがお釈迦様のところにやって来たので、お釈迦様は真理の話をし、感動させたのです。 牛飼いは、お... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第4章2うわついた者たちの経 (現代訳・解説)
4.2 うわついた者たちの経(32) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、クシーナーラーに住んでおられた。 マッラ族のもつウパヴァッタナのサーラ樹の林で大勢の修行者が、うわついた、謙虚でない心で、落ち着きなく、口が悪く、言葉が乱れ飛び、気づきを忘れ、正しく知ることなく、... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第4章2うわついた人たちの経(普及版)
4.2 うわついた人たちの経(32) あるとき、お釈迦様は、クシーナーラーに住んでおられた。 マッラ族のもつウパヴァッタナのサーラ樹の林で大勢の弟子が、うわつき、口が悪く、本能のままに生きる、お釈迦様から遠く離れていない林の小屋に住んでいます。 そのときお釈迦様は、ウダーナを唱えました ... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第4章1メーギヤの経 (現代訳・解説)
4.1 メーギヤの経(31) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、チャーリカーに住んでおられた。 村はずれのチャーリカ山で、お釈迦様の世話係である、尊者メーギヤは、お釈迦様にご挨拶(あいさつ)して、かたわらに立ちました。 尊者メーギヤは、お釈迦様に 「尊き方よ、わたしは、... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第4章1メーギヤの経(普及版)
4.1 メーギヤの経(31) あるとき、お釈迦様は、チャーリカーに住んでおられた。 村はずれのチャーリカ山で、メーギヤという、お釈迦様の世話係が、お釈迦様に 「尊き方よ、わたしは、ジャントゥ村で托鉢したいのです」 お釈迦様は、 「メーギヤよ、そうしなさい」 メーギヤは、ジャントゥ村を托... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第3章10世とともにの経副読本⑧
ウダーナ 1菩提の章 第一の菩提の経~第三の菩提の経 Evaṃ me sutaṃ— このように、わたしは聞きました。 ekaṃ samayaṃ bhagavā uruvelāyaṃ viharati najjā nerañjarāya tīre bodhirukkhamūle paṭhamābhi... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第3章10世とともにの経副読本⑦
お釈迦様から直接、十二縁起説をお聞きした当時のお弟子さんが、どのように理解したかを思い描いてみました 十二縁起について 縁起とは「原因によって生じる」や「依存生起」という意味で、因果関係を示した教えで、十二縁起とは、なぜ苦しみが生じるかを示したおしえです。 この十二縁起は実際には無数にある... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第3章10世とともに経の副読本⑥
ウダーナ副読本 テーマ別 3・10 世とともに経に関連して 漏(Āsava)ついて 漏とは、煩悩が「漏れ出す」という意味で、経典では「心はāsavaより解脱した」とあります、「根源的な欲」と訳しましたが、重要で微妙な言葉ですので解説しておきます。 お釈迦様はāsavaについては、kāma(意欲・... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第3章10世とともに経の副読本⑤
お釈迦様の二番目の説法である経典です、その内容は転法輪転教を別の角度から詳しく説いた内容で、五蘊と無我という仏教の最も重要な教えが開示されています、詳しい内容は解説をご覧ください、燃焼経同様にけして省略して読む経典ではないです。 Anattalakkhaṇasuttaṃ 無我相経 Ekaṃ ... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第3章10世とともに経の副読本④
お釈迦様の最初の説法である経典です、余りに有名な経典ですから、ここでは余分な言及はさけます、言うまでもなく全ての仏教徒にとって特別な経典です。 Dhammacakkappavattanasuttaṁ 転法輪転教 Evaṁ me sutaṁ: わたしはこのように聞いた。: ekaṁ samayaṁ... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第3章10世とともに経の副読本③
ウダーナ・世とともに経の順番通りに燃焼経から記載します、このお経は、お釈迦様三番目の説法とされていますが、最初と二番目の説法は見知り知った人たちに向かっての説法でしたので、この燃焼経は公のデビュー説法とも言える経典です、現在では残念なことに、一見繰り返しが多いので省略されてテキストに記載され... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第3章10世とともに経の副読本②
世とともに教の説明 それぞれのパートごとの簡単な説明 初めにどこで、どのように説かれたかの文は省略して、最初のパートの説明 (以後ウダーナ1-10世とともに経は青い文字で記載します) お釈迦様は、覚者の眼でもって世間を見渡しつつ生命が熱苦によって熱せられているのを、無数の苦悶によって身を焼かれてい... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第3章10世とともに経の副読本
ウダーナ副読本 ウダーナ(自説経)3・10 世とともに経 この副読本は、お釈迦様の時代のバラモンに説いた教えを取り上げています、バラモンとは当時の知識階級であり、バラモンの経典とも言うべきヴェーダやウパニシャットを学んできた人々です、お釈迦様は、ヴェーダやウパニシ... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第3章10世とともに経(現代語訳・解説)
3.10世とともに経はとても広い範囲を語る内容ですので副読本を作成しました 次回から8回に分けて公開していきます。 3.10 世とともに経(30) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、ウルヴェーラーに住んでおられた。 ネーランジャラー川の岸辺の菩提樹の根元で最初の悟り... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第3章10世のなかの経 (普及版)
3.10 世のなかの経(30) あるとき、お釈迦様は、ウルヴェーラーに住んでおられた。 ネーランジャラー川の岸辺の菩提樹の根元で最初の悟りをひらき、七日のあいだ瞑想姿で坐って悟りに浸っておられた。 お釈迦様は、七日が過ぎて心の統一から覚めて、悟りひとの眼で世のなかを見渡し生命が熱苦によって... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第3章9技能の経(現代語訳・解説)
3.9 技能の経(29) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、食事のあと托鉢から戻り、円形堂に集まって坐っている大勢の修行者に暇つぶしの合間の議論が起こりました。 「友よ、誰が技能を知... 続きをみる
3.9 技術の経(29) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、食事のあと托鉢からもどり、円形堂に集まって坐っている大勢の弟子に、むだ話がはじまった。 「このなかの誰の出家する前の技術が... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第3章8托鉢の経(現代語訳・解説)
3.8 托鉢の経(28) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられます。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園にて、食事のあと、托鉢からもどりカレーリの円形堂(迦梨羅講堂)に集まって坐っている、大勢の修行者に暇つぶしの合間の議論が起こ... 続きをみる
3.8 托鉢の経(28) あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられます。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、食事のあと、托鉢からもどりカレーリの円形堂に集まって坐っている、大勢の弟子が、むだ話をしている。 「托鉢にでると、眼にきもちいい、ものを見ることがある。耳にここ... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第3章7帝釈天の布施の経(現代語訳・解説)
3.7 帝釈天の布施の経(27) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、ラージャガハに住んでおられた。 ヴェール林のカランダカ・ニヴァーパで、尊者マハーカッサパはピッパリ窟に住んでおられた。七日のあいだ、瞑想姿で坐っていたのです。その七日が過ぎ心の統一から覚めた尊者... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第3章7インドラ神の布施の経(普及版)
3.7 インドラ神の布施の経(27) あるとき、お釈迦様は、ラージャガハに住んでおらた。 ヴェール林のカランダカ・ニヴァーパで、マハーカッサパはピッパリ窟に住んでおられた。七日のあいだ、瞑想姿で坐っていたのです。七日が過ぎ心の統一から覚めたマハーカッサパは、こう思い立ったのです。 「ラージ... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第3章6ピリンダヴァッチャの経(現代語訳・解説)
3.6 ピリンダヴァッチャの経(26) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、ラージャガハ(王舎城)に住んでおられた。 ヴェール林のカランダカ・ニヴァーパ(竹林精舎)で、尊者ピリンダヴァッチャが修行者たちのことを「下民」という言葉で呼びかけた、大勢の修行者はお釈迦様のおられ... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第3章6ピリンダヴァッチャの経(普及版)
3.6 ピリンダヴァッチャの経(26) あるとき、お釈迦様は、ラージャガハ(王舎城)に住んでおられた。 ヴェール林のカランダカ・ニヴァーパ(竹林精舎)で、ピリンダヴァッチャが弟子たちのことを「おまえたち」という言葉で呼びかけた。 弟子たちは、お釈迦様に、こう申し上げた。 「尊き方よ、ピリ... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第3章5マハーモッガッラーナの経(現代語訳・解説)
3.5 マハーモッガッラーナの経(25) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園にて、尊者マハーモッガッラーナが、お釈迦様から遠く離れていないところ、瞑想姿で身体を真っすぐに立てて、心の集中... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第3章5マハーモッガッラーナの経(普及版)
3.5 マハーモッガッラーナの経(25) あるとき、お釈迦様は、マハーモッガッラーナが、遠く離れていないところに瞑想姿で 身体を真っすぐに立てて、心の集中点を眼前にすえてデータに支配されずに坐っているのをご覧になった。 お釈迦様は、ウダーナ唱えました 呼吸などの身体の動きに集中する 五感や... 続きをみる
3.4 サーリプッタの経(24) あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園にて、お釈迦様は、サーリプッタが、遠く離れていないところに瞑想姿で、身体を真っすぐに立てて、心の集中点を眼前にすえてデータに支配されずに坐っているのをご覧... 続きをみる
現在、悲しいことですが戦争が起きています。 争論は、言い争いという意味ですが、戦争と読んでも、いいです。 お釈迦様が争いを終わらせる方法を説いていることにかわりはありません。 そこで、11争闘経を再び取り上げます、 ウダーナ番外編 ウダーナ 第1章10バーヒヤの経 副読本で取り上げた スッタニ... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第3章3ヤソージャの経(現代語訳・解説)
3.3 ヤソージャの経(23) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、ヤソージャと五百ほどの修行者たちが、お釈迦様とお会いするためにサーヴァッティーに到着したのです。 それらの来客の修... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第3章3ヤソージャの経 (普及版)
3.3 ヤソージャの経(23) あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、ヤソージャと五百ほどの弟子たちが、お釈迦様と、お会いするためにサーヴァッティーに到着したのです。 出会いを喜び合い、やたらと、でかい声をあげ、大きな音をたてる... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第3章2ナンダの経 (現代語訳・解説)
3.2 ナンダの経(22) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、お釈迦様とは兄弟(異母弟)であり叔母の子(従兄弟)でもある尊者ナンダが、大勢の修行者に、このように告げました。 「友よ、わ... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第3章2ナンダの経 (普及版)
3.2 ナンダの経(22) あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、ある弟子が、お釈迦さまに 「尊き方よ、ナンダが、『わたしは、修行が楽しくなく、戒を捨てて還俗します』と話し ています。」 お釈迦様は、ナンダを呼び、... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第3章1行為の報いから生じるものの経(現代語訳・解説)
3 ナンダの章 3.1 行為の報いから生じるものの経(21) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティー(舎衛城)に住んでおられた。ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園(祇園精舎)で、ある修行者が、お釈迦様から遠く離れていないところで瞑想姿を組んで... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第3章1カルマから生じるものの経 (普及版)
3.1 カルマから生じるものの経(21) あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティー(舎衛城)に住んでおられた。ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園(祇園精舎)で、弟子が、お釈迦様から遠く離れていないところで瞑想姿を組んで身体を真っすぐに立てて前世のカルマから生じる強く、辛い苦痛を耐... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第1章10バーヒヤの経の副読本③
ウダーナ副読本 ウダーナ(自説経)1.10 バーヒヤの経の解説に代えて Suttanipātapāḷi スッタニパーター 4.11 Kalahavivādasutta 4八なるものの章 11争 闘 十二縁起がこのように開示されています 863 愛しいもの → 紛争と論争、悲しみや憂い、物惜しみ、... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第1章10バーヒヤの経の副読本②
この副読本は、正田大観、石飛道子、佐々木奘堂、お三方の著作に多くを頼っています、深くお礼申し上げます。 間違いがありましたら副読本製作者の理解力の不足によるものです。 ウダーナ副読本 ウダーナ(自説経)1.10 バーヒヤの経の解説に代えて スッタニパータ 4.11争 闘 経典のまとめと解説 ... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第6章8遊女の経 (普及版)
世の中が騒がしくしていますので 予定の順番をかえてお送りします 6.8 遊女の経(58) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、ラージャガハ(王舎城)に住んでおられた。 ヴェール林のカランダカ・ニヴァーパ(竹林精舎)にて、ラージャガハには、ひとりの遊女に夢中になった... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第1章10 バーヒヤの経の副読本①(バーヒヤの経の解説に代えて)
この副読本は、正田大観、石飛道子、佐々木奘堂、お三方の著作に多くを頼っています、深くお礼申し上げます。 なお、間違いがありましたら副読本製作者の理解力の不足によるものです。 ウダーナ副読本 ウダーナ(自説経)1.10 バーヒヤの経の解説に代えて Suttanipātapāḷi スッタニパーター ... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第1章10バーヒヤの経 (現代語訳・解説)
1.10 バーヒヤの経(10) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様はサーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園におられた。 樹衣のバーヒヤがスッパーラカの海岸に住んでいた。尊敬され、重んじられ、慕われ、捧げられ、うやまわれ、衣料や食事や... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第1章10バーヒヤの経 (普及版)
1.10 バーヒヤの経(10) あるとき、お釈迦様はサーヴァッティーに住んでいた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園に、お釈迦様はいた。 同じころ、バーヒヤという、人々から尊敬されている行者がスッパーラカの海岸に住んでいた。 坐禅していたバーヒヤは、フっと想ったのです。 「... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスチ・オブ・仏教 第1章9結髪者たちの経 (現代語訳・解説)
1.9 結髪者たちの経(9) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様はガヤーに住んでおられた。 ガヤーシーサの大岩で、大勢の結髪者が寒い冬の夜な夜な、雪の降る時分のアンタラッタカ(月の第八日の前後)のガヤー川に、 「これによって、清らかにあれ」と、 身を清めるために浮ん... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第1章9バラモン僧たちの経 (普及版)
1.9 バラモン僧たちの経(9) あるとき、お釈迦様はガヤーに住んでいた。 ガヤーシーサの大岩で、大勢のバラモン僧が寒い冬の夜、雪の降るガヤー川に、 「おお、清らかになれ」「おお、清らかになれ」と、 身を清めるために川に入ったり、水をかぶったり、祭火を焚いたりしていた。 お釈... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第1章8サンガーマジの経 (現代語訳・解説)
1.8 サンガーマジの経(8) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様はサーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園に尊者サンガーマジが、お釈迦様に会うためにサーヴァッティーに到着したのです。 尊者サンガーマジの前の妻は、「尊いサンガ... 続きをみる
ウダーナ ベスト・オブ・仏教 第1章7アジャカラーパカの経 (現代訳・解説)
1.7 アジャカラーパカの経(7) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様はパーヴァーに住んでおられた。 アジャカラーパカ塔廟にあるアジャカラーパカ・ヤッカの居所で、お釈迦様は真っ黒な闇夜のなか野外に坐っておられたのです。天は、ぽつぽつと雨を降らせるなか、アジャカラー... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第1章7アジャカラーパカの経 (普及版)
1.7 アジャカラーパカの経(7) あるとき、お釈迦様はパーヴァーに住んでおられた。 アジャカラーパカ塔廟にあるアジャカラーパカ・ヤッカの住まいのちかくで、お釈迦様は、真っ黒な闇夜のなか外に坐っていたのです。ぽつぽつと雨が降るなか、アジャカラーパカ・ヤッカはお釈迦様を、怖がらせよう... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ仏教 第1章6マハーカッサパの経 (現代訳・解説)
1.6 マハーカッサパの経(6) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様はラージャガハ(王舎城)に住んでおられた。 ヴェール林のカランダカ・ニヴァーパ(竹林精舎)にあるピッパリ窟に尊者マハーカッサパは住んでおられた。 激しい病に苦しんでいる尊者マハーカッサパは、やがて病か... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第1章6マハーカッサパの経 (普及版)
1.6 マハーカッサパの経(6) あるとき、お釈迦様はラージャガハ(王舎城)に住んでいた。 ヴェール林のカランダカ・ニヴァーパ(竹林精舎)にあるピッパリ窟にマハーカッサパは住んでいた。 病に苦しんでいるマハーカッサパは、病がなおり、托鉢にいくことにした。 その時、五百の天の神々は、マハーカッ... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第1章4大傲な者の経 (現代訳・解説)
1.4 大傲な者の経 このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様はウルヴェーラーに住んでおられた。 ネーランジャラー川の岸辺のアジャパーラ・ニグローダ樹の根元で悟りをえてすぐのころ、七日のあいだ瞑想姿で坐っておられた。 悟りの安楽を得たお釈迦様は七日が過ぎて、瞑想から覚めら... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第1章4大傲・慢仰な人の経 (普及版)
1.4 大傲・慢仰な人の経 あるとき、お釈迦様はウルヴェーラーに住んでいた。 ネーランジャラー川の岸辺のアジャパーラ・ニグローダ樹の根元で悟って、すぐのころ、七日間、瞑想姿で坐っていた。 悟ったお釈迦様は七日くらいして、瞑想から覚められた。 偉そうな、バラモンが、お釈迦様に、よう、と言い、... 続きをみる
ウダーナ ~ブッダのつぶやき 第1章5バラモンたちの経 (普及版)
1.5 バラモンたちの経 あるとき、お釈迦様はサーヴァッティー(舎衛城)に住んでいた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園(祇園精舎)で、サーリプッタと、マハーモッガッラーナと、マハーカッサパと、マハーカッチャーナと、マハーコッティカと、マハーカッピナと、マハーチュンダと、アヌルッダと... 続きをみる
八正道 7. Mahācattārīsakasuttaṃ この経典はお釈迦様ご自身が八正道を解説された、詳細で最も重要な経典と思いここに記載しました。 1 聖なる八正道 聖なる八正道 Evaṃ me sutaṃ – ekaṃ samayaṃ bhagavā sāvatthiyaṃ viharat... 続きをみる
四聖諦 ブッダがヴァーラーナシーの近くのイシパタナで、かつての修行仲間に対して行なった最初の説法〔初転法輪〕で説いた四つの公理〔四聖諦〕です 四つの真理とは、 Iドゥッカの本質 2ドゥッカの生起 Sドゥッカの消滅 4ドゥッカの消滅に至る道です それでは見ていきます 第一の真理 ドゥッカの本質 ... 続きをみる
業について 業とは「行為と結果」です 例えば、私が石をガラスに投げると、ガラスが割れる。 石がガラスに触れた¬=行為 ガラスが割れた=結果 となります ここでは時間の間隔がないので原因による行為と結果は明確です そこで、時間の間隔が有る場合には、私が投げた石がガラスにあたる間隔に、その他の原因... 続きをみる
五蘊について 身体・感覚・心、のことを五蘊と言います。 お釈迦様が問題にしたのは心のなかの、感覚です、ここに焦点をあてて説明したのが五蘊です。蘊とは集まり、システムのこと、色受想行識という五つのシステムが集まって生命(人)を形作っているという教... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第1章1~3の仏教副読本(Ⅰ)
仏 教 副 読 本 ウダーナという経典は、転法輪転経という経典で、ご自分の悟った内容である中道とその実践法である八正道、苦集滅道の四諦を説いた。その時、五人のうちコンダンニャが悟りをひらき「生じる性質をもつものはいずれも皆、滅する性質をもつのだ」という言を口にした。その姿を見て、お釈迦様は「コン... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第1章3第三の菩提の経 (現代語訳・解説)
1.3 第三の菩提の経(3) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様はウルヴェーラーに住んでおられた。 ネーランジャラー川の岸辺にある菩提樹の根元で悟りを得てすぐのころ、七日のあいだ、瞑想姿で坐っておられた。 悟りの安楽を得たお釈迦様は七日が過ぎて瞑想から覚められて、明... 続きをみる
ウダーナ ~ ブツダのつぶやき 第1章3三の菩提の経 (普及版)
1.3 三の菩提の経(3) あるとき、お釈迦様はウルヴェーラーに住んでいた。 ネーランジャラー川の岸辺にある菩提樹の根元で悟ってすぐのころ、七日間、瞑想姿で坐っていた。 悟った、お釈迦様は七日過ぎて、瞑想から覚められて、明け方に物事が縁によって生起する道理を、順逆に確かめられました。 ... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第1章2 第二の菩提の経 (現代語訳・解説)
1.2 第二の菩提の経(1) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様はウルヴェーラーに住んでおられた。 ネーランジャラー川の岸辺にある菩提樹の根元で悟りを得てすぐのころ、七日のあいだ瞑想姿で坐っておられた。 悟りの安楽を得たお釈迦様は七日が過ぎ瞑想から覚められて、夜の中... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第1章2二の菩提の経 (普及版)
1.2 二の菩提の経(1) あるとき、お釈迦様はウルヴェーラーに住んいた。 ネーランジャラー川の岸辺にある菩提樹の根元で悟ってすぐのころ、七日のあいだ瞑想姿で坐っていた。 悟った、お釈迦様は七日過ぎに、瞑想から覚められて、夜の中ごろのあいだものごとが、縁によって生じることわりを逆に確か... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第1章1第一の菩提の教 (現代訳・解説)
1.1 第一の菩提の教(1) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様はウルヴェーラーに住んでおられた。 ネーランジャラー川の岸辺にある菩提樹の根元で悟りを得てすぐのころ、七日のあいだ瞑想姿で坐っておられた。 悟りの安楽を得たお釈迦様は七日が過ぎ瞑想から覚められて、夜の初め... 続きをみる
1.1 一の菩提の教(1) あるとき、お釈迦様はウルヴェーラーに住んでいた。 ネーランジャラー川の岸辺にある菩提樹の根元で悟ってすぐのころ、七日間、瞑想姿で坐っていた 悟った、お釈迦様は七日過ぎに、瞑想から覚めて、夜の初めのあいだ、ものごとが縁によって生じる、ことわりを順に確かめられま... 続きをみる
身近なところから、もう少し説明しろという声を頂いたので、私見ですがウダーナについて補足します。 ウダーナについて ウダーナがつくられた目的など、確かなことは解かりませので、ここから記載することは、すべて私見です、ウダーナを読んでの感想を記載しただけと思って頂けるとよいとおもいます。 ウダーナ... 続きをみる
ウダーナ聖典(自説経) ブッダのつぶやき ~ベスト・オブ・仏教~ ウダーナ(自説経)はパーリ経典、クッダカ・ニカーヤ(小部)に収録されている経典で詩文と散文で構成されている、一つの経典としてどのように、まとめられたかなどは明らかではありませんが、近年の研究... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第2章10バッディヤの経 (現代語訳・解説)
今回は解説が2種類あります 一般的とは、広く世間と人々と出家する前や出家食後の人に向けた解説 仏教の見地からとは、仏教を学ぶ人々や出家して修行にはげむ人々から悟りをえた方々にあてています。 次回はウダーナについて。全体的なことを記載します。 2.10 バッディヤの経(20) このように、わたし... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第2章10バッディヤの経 (普及版)
2.10 バッディヤの経(20) あるとき、お釈迦様は、アヌピヤーに住んでおられた。 郊外のマンゴーの果樹園で、バッディヤが、林でも、木の根元でも、「ああ、楽しい」 「ああ、もう楽しい」と、唱えた。 大勢の弟子は、バッディヤが、「ああ、楽しい」「ああ、もう楽しい」と、唱えているのを... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第2章9ヴィサーカーの経 (現代語訳・解説)
ウダーナという経典は、全体で8章あり、1つの章に10経あり、1つの教は詩と物語で構成されています。 今月は第2章を記載してきました、第2章1教から9経を並べて見ると、起承・転・(結)と並んでいるのが解ると思います。 第2章のテーマは、「苦と楽」です、第2章を順番に真に理解していけば、結論で「... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第2章9 ヴィサーカーの経 (普及版)
2.9 ヴィサーカーの経 あるとき、お釈迦さまは、サーヴァッティーに住んでおられた。 東の聖園にあるミガーラ・マートゥの高楼で、コーサラ国のパセーナディ王が、ヴィサーカーの願いに、応じてくれなかった。 朝早くから、ヴィサーカーに、お釈迦さまは、こう語りかけた。 「ヴィサーカーさん、なぜ朝早... 続きをみる
ウダーナ ベスト・オブ・仏教 第2章8スッパヴァーサーの経 (現代語訳・解説)
2.8 スッパヴァーサーの経(18) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、クンディカーに住んでおられた。 クンダダーナ林で、コーリヤ族の子女スッパヴァーサーが七年のあいだお腹に子供がいた、お産は七日掛かり、強烈な辛い苦痛におそわれたが、三つのことを考えて耐えていたの... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第2章8スッパヴァーサーの経 (普及版)
2.8 スッパヴァーサーの経(18) あるとき、お釈迦様は、クンディカーに住んでおられた。 クンダダーナ林で、スッパヴァーサーが七年も、お腹に子供がいた、お産は七日かかり、苦痛におそわれたが、三つのことを考えて耐えていた。 「お釈迦様は悟られ、苦しみを捨てる教えを説き示すお方」 「お釈迦... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第2章7独り子の経(現代語訳・解説)
2.7 独り子の経(17) このようにわたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、ひとりの在俗の信者の、愛しく可愛いい一人子が命を終えたのです。 そこで大勢の在俗の信者が、濡れた衣、濡れた髪で、朝早くか... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第2章7独り子の経 (普及版)
2.7 独り子の経(17) あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 大勢の在俗の信者が、黒い服装で、朝早くからやってきたので、お釈迦様は。声をかけられた。 「みなさん、黒い服装で、朝も早くからやって来たのですか」 その在俗の信者は、お釈迦様に。 「尊き方よ、わたしの... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第2章6妊婦の経 (現代語訳・解説)
2.6 妊婦の経(16) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園に、妊婦で臨月の若く幼い夫人の女性遊行者(妊婦)は、夫の遊行者に、こう言った。 「あなた、油を持ってきてくださいな、お産をす... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第2章6妊婦の経 (普及版)
2.6 妊婦の経(16) あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園に、臨月のバラモン僧は、夫のバラモン僧に。 「あなた、油を持ってきてくださいな、お産をするから」 そのバラモン僧は女性バラモン僧に、 「おまえ、どこから油を持っ... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第2章5在俗の信者の経 (現代語訳・解説)
2.5 在俗の信者の経(15) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園にて、あるひとりのイッチャーナンガラ村の在俗の信者がサーヴァッティーに着いたのです。用事があってその在俗の信者は、サーヴ... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第2章5一般の信者の経 (普及版)
2.5 一般の信者の経(15) あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園にて、イッチャーナンガラ村の一般の信者が訪ねて来なのです。 一般の信者は、サーヴァッティーは、その用事を済ませて、お釈迦様にご挨拶(あいさつ)した。 お釈迦様は... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第2章4尊敬の経 (現代語訳・解説)
2.4 尊敬の経(14) このように、わたしは聞きました あるとき、お釈迦様はサーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、お釈迦様は人々から尊敬され、重んじられ、慕われ、捧げられ、うやまわれ、衣料や飲食物や寝具や薬を得ていた。 修行者の僧団も人々から... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第2章4尊敬の経 (普及版)
2.4 尊敬の経(14) あるとき、お釈迦様はサーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、お釈迦様や弟子衆は人々から尊敬され、衣料や飲者食物や寝具や薬を受けていた。 一方、インドの行者たちは人々から尊敬されず、衣料や飲物食物や寝具や薬を受けられなか... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第2章3棒の経 (現代語訳・解説)
2.3 棒の経(13) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園にて、大勢の少年がサーヴァッティーとジェータ林とのあいだの道で、棒で蛇をいじめていたのです。お釈迦様は、朝早くに衣を着て鉢と衣料を手... 続きをみる
2.3 棒の経(13) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園にて、大勢の少年がサーヴァッティーとジェータ林とのあいだの道で、棒で蛇をいじめていたのです。お釈迦様は、朝早くに衣を着て鉢と衣料を手にと... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第2章1ムチャリンダの経(現代訳・解説)
ムチャリンダの経は、ブッダが人々に説法(転法輪転経)を始める前の心境が言葉になっている貴重な経典です。相手が解るようにということは意識していないので難解かもしれませんが、それだけに悟りの境地が、そのまま語られています。 2.1 ムチャリンダの経(11) このように、わたしは聞きました。 ある時... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第2章1ムチャリンダの経(普及版)
2.1 ムチャリンダの経(11) ある時、お釈迦様はウルヴェーラーに住んでいた。 ネーランジャラー川の岸辺のムチャリンダ樹の根元で、悟りをえてすぐのころお釈迦様は、七日のあいだ、瞑想姿で坐ったまま、悟り楽しんでいた。 雨雲が現われ七日も雨となり、風が吹きつけた。 龍(ナーガ)王のムチャリ... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第1章5バラモンたち(副読本・Ⅱ)
カッチャーナ尊者 (ウダーナ7-8、5-6にも登場) 仏弟子のうちでも、「論議第一」といわれているが、経典のうちでも主として哲学的議論を述べている部分に登場する。仏教教理の深遠難解な事項を理解し、また論議して、人々に説いて聞かせた。仏教教団では、年日の経過とともに、次第に伝道活勁が重視されるよう... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第1章5 バラモンたち (副読本・Ⅰ)
ウダーナ副読本 ウダーナ(自説経)1-5 バラモンたち ウダーナ1-5では、重要なお弟子さんが登場します、お一人お一人の伝記を記載しましたので参考にしてください サーリプッタ尊者 (ウダーナ 3-4,4-7,4-4,4-7、4-10、7-1、7-2にも登場) 特にお釈迦様の信頼の高かったのが、智... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第1章5 バラモンたちの経(現代訳・解説)
1.5 バラモンたちの経 このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様はサーヴァッティー(舎衛城)に住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園(祇園精舎)で、尊者サーリプッタと、尊者マハーモッガッラーナと、尊者マハーカッサパと、尊者マハーカッチャーナと、尊者マハー... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第1章5 バラモンたちの経 (普及版)
1.5 バラモンたちの経 あるとき、お釈迦様はサーヴァッティー(舎衛城)に住んでいた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園(祇園精舎)で、サーリプッタと、マハーモッガッラーナと、マハーカッサパと、マハーカッチャーナと、マハーコッティカと、マハーカッピナと、マハーチュンダと、アヌルッダと... 続きをみる
4.1 メーギヤの経(31) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、チャーリカーに住んでおられた。 村はずれのチャーリカ山で、お釈迦様の世話係である、尊者メーギヤは、お釈迦様にご挨拶(あいさつ)して、かたわらに立ちました。 尊者メーギヤは、お釈迦様に 「尊き方よ、わたし... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第4章1 メーギヤの経(普及版)
4.1 メーギヤの経(31) あるとき、お釈迦様は、チャーリカーに住んでおられた。 村はずれのチャーリカ山で、メーギヤという、お釈迦様の世話係が、お釈迦様に 「尊き方よ、わたしは、ジャントゥ村で托鉢したいのです」 お釈迦様は、 「メーギヤよ、そうしなさい」 メーギヤは、ジャントゥ村を托鉢し... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 ~ 第5章3 ハンセン病者のスッパブッダの経(現代語訳・解説)
5.3 ハンセン病者のスッパブッダの経(43) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、ラージャガハ(王舎城)に住んでおられた。 ヴェール林のカランダカ・ニヴァーパ(竹林精舎)におられ、ラージャガハには、スッパブッダという名のハンセン病者が貧しい人として、哀れな人として、惨めな... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき ~ 第5章3 ハンセン病者のスッパブッダの経(普及版)
5.3 ハンセン病者のスッパブッダの経(43) あるとき、お釈迦様は、ラージャガハ(王舎城)に住んでおられた。 ヴェール林のカランダカ・ニヴァーパ(竹林精舎)におられ、ラージャガハには、スッパブッダという名のハンセン病者が貧しく、暮らしていた。 お釈迦様は、大勢の衆の前で、教えを説いていた。ス... 続きをみる
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第5章7 カンカーレーヴァタの経 (現代訳・解説)
5.7 カンカーレーヴァタの経(47) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園において、尊者カンカーレーヴァタがお釈迦様から遠く離れていないところに、瞑想姿で身体を真っすぐに立てて自己の疑いの思い... 続きをみる
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 5章7 カンカーレーヴァタの経 (普及版)
5.7 カンカーレーヴァタの経(47) あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園において、カンカーレーヴァタがお釈迦様から遠く離れていないところに、瞑想姿で身体を真っすぐに立てて自己の疑いの思いを超えて清浄の知恵を観察しながら、坐って... 続きをみる