ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第8章9第一のダッバの経(普及版)
8.9 第一のダッバの経(79)
このように、わたしは聞きました。
あるとき、お釈迦様はラージャガハ(王舎城)に住んでおられた。
ヴェール林のカランダカ・ニヴァーパ(竹林精舎)でダッバが、お釈迦様のおられるところに行き、ご挨拶(あいさつ)して、かたわらに坐った。ダッバは、お釈迦様にこう申し上げた。
「お釈迦様、わたしは、完全なる悟りの世界に入ります」
「ダッバよ、あなたが思うのならそうしなさい」
ダッバは、坐から立ち上がって、お釈迦様にご挨拶(あいさつ)して宙に舞い上がって空中で瞑想姿のまま火の瞑想に入り、火の瞑想世界から出て完全な悟りの世界に入りました。
ダッバは、宙に舞い上がって空中で瞑想姿のまま火の瞑想世界に入り、火の瞑想世界から出て、完全な悟りの世界に入った。肉体が燃やされ焼かれても、灰もなく、すすもありませんでした。たとえば、バターや油が燃やされ焼かれても、灰もなく、すすもないように、
お釈迦様は、ウダーナ唱えました
身体は壊れ、妄想・概念はなく
すべての感覚は、止まった
すべての意志の動きも静まった
認識機能は消え去った
