ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教

仏教ベスト盤 ~ ウダーナ ~ を翻訳・解説

ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第7章8カッチャーナの経 (普及版)


7.8 カッチャーナの経(68)
 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。
 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、マハーカッチャーナが、お釈迦様から遠く離れていないところで、瞑想姿で身体を真っすぐに立てて、身体の在り方についての気づきが内に全面にしっかり起こり、坐っていたのです。
 お釈迦様は、マハーカッチャーナが、遠く離れていないところ、瞑想姿を組んで身体を真っすぐに立てて、坐っているのを見ました。
  お釈迦様は、このことを知って、ウダーナを唱えました


常にきづき、ありのままに観察するなら
いつでも身体に対するきづきがある
私はいなかった。私のものもなかった。これからも私はいない。私のものもない、
今、私はいない。私のものもない
瞬間瞬間の条件に、もろもろの因縁により起こる反応現象は
なんの欲なく、とらわれなく、時間によって流れるのが、悟りひと

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