ウダーナ聖典(自説経) ブッダのつぶやき ~ベスト・オブ・仏教~ ウダーナ(自説経)はパーリ経典、クッダカ・ニカーヤ(小部)に収録されている経典で詩文と散文で構成されている、一つの経典としてどのように、まとめられたかなどは明らかではありませんが、近年の研究... 続きをみる
2021年12月のブログ記事
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ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第2章10バッディヤの経 (現代語訳・解説)
今回は解説が2種類あります 一般的とは、広く世間と人々と出家する前や出家食後の人に向けた解説 仏教の見地からとは、仏教を学ぶ人々や出家して修行にはげむ人々から悟りをえた方々にあてています。 次回はウダーナについて。全体的なことを記載します。 2.10 バッディヤの経(20) このように、わたし... 続きをみる
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ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第2章10バッディヤの経 (普及版)
2.10 バッディヤの経(20) あるとき、お釈迦様は、アヌピヤーに住んでおられた。 郊外のマンゴーの果樹園で、バッディヤが、林でも、木の根元でも、「ああ、楽しい」 「ああ、もう楽しい」と、唱えた。 大勢の弟子は、バッディヤが、「ああ、楽しい」「ああ、もう楽しい」と、唱えているのを... 続きをみる
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ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第2章9ヴィサーカーの経 (現代語訳・解説)
ウダーナという経典は、全体で8章あり、1つの章に10経あり、1つの教は詩と物語で構成されています。 今月は第2章を記載してきました、第2章1教から9経を並べて見ると、起承・転・(結)と並んでいるのが解ると思います。 第2章のテーマは、「苦と楽」です、第2章を順番に真に理解していけば、結論で「... 続きをみる
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ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第2章9 ヴィサーカーの経 (普及版)
2.9 ヴィサーカーの経 あるとき、お釈迦さまは、サーヴァッティーに住んでおられた。 東の聖園にあるミガーラ・マートゥの高楼で、コーサラ国のパセーナディ王が、ヴィサーカーの願いに、応じてくれなかった。 朝早くから、ヴィサーカーに、お釈迦さまは、こう語りかけた。 「ヴィサーカーさん、なぜ朝早... 続きをみる
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ウダーナ ベスト・オブ・仏教 第2章8スッパヴァーサーの経 (現代語訳・解説)
2.8 スッパヴァーサーの経(18) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、クンディカーに住んでおられた。 クンダダーナ林で、コーリヤ族の子女スッパヴァーサーが七年のあいだお腹に子供がいた、お産は七日掛かり、強烈な辛い苦痛におそわれたが、三つのことを考えて耐えていたの... 続きをみる
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ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第2章8スッパヴァーサーの経 (普及版)
2.8 スッパヴァーサーの経(18) あるとき、お釈迦様は、クンディカーに住んでおられた。 クンダダーナ林で、スッパヴァーサーが七年も、お腹に子供がいた、お産は七日かかり、苦痛におそわれたが、三つのことを考えて耐えていた。 「お釈迦様は悟られ、苦しみを捨てる教えを説き示すお方」 「お釈迦... 続きをみる
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ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第2章7独り子の経(現代語訳・解説)
2.7 独り子の経(17) このようにわたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、ひとりの在俗の信者の、愛しく可愛いい一人子が命を終えたのです。 そこで大勢の在俗の信者が、濡れた衣、濡れた髪で、朝早くか... 続きをみる
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ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第2章7独り子の経 (普及版)
2.7 独り子の経(17) あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 大勢の在俗の信者が、黒い服装で、朝早くからやってきたので、お釈迦様は。声をかけられた。 「みなさん、黒い服装で、朝も早くからやって来たのですか」 その在俗の信者は、お釈迦様に。 「尊き方よ、わたしの... 続きをみる
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ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第2章6妊婦の経 (現代語訳・解説)
2.6 妊婦の経(16) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園に、妊婦で臨月の若く幼い夫人の女性遊行者(妊婦)は、夫の遊行者に、こう言った。 「あなた、油を持ってきてくださいな、お産をす... 続きをみる
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ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第2章6妊婦の経 (普及版)
2.6 妊婦の経(16) あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園に、臨月のバラモン僧は、夫のバラモン僧に。 「あなた、油を持ってきてくださいな、お産をするから」 そのバラモン僧は女性バラモン僧に、 「おまえ、どこから油を持っ... 続きをみる
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ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第2章5在俗の信者の経 (現代語訳・解説)
2.5 在俗の信者の経(15) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園にて、あるひとりのイッチャーナンガラ村の在俗の信者がサーヴァッティーに着いたのです。用事があってその在俗の信者は、サーヴ... 続きをみる
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ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第2章5一般の信者の経 (普及版)
2.5 一般の信者の経(15) あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園にて、イッチャーナンガラ村の一般の信者が訪ねて来なのです。 一般の信者は、サーヴァッティーは、その用事を済ませて、お釈迦様にご挨拶(あいさつ)した。 お釈迦様は... 続きをみる
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ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第2章4尊敬の経 (現代語訳・解説)
2.4 尊敬の経(14) このように、わたしは聞きました あるとき、お釈迦様はサーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、お釈迦様は人々から尊敬され、重んじられ、慕われ、捧げられ、うやまわれ、衣料や飲食物や寝具や薬を得ていた。 修行者の僧団も人々から... 続きをみる
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ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第2章4尊敬の経 (普及版)
2.4 尊敬の経(14) あるとき、お釈迦様はサーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、お釈迦様や弟子衆は人々から尊敬され、衣料や飲者食物や寝具や薬を受けていた。 一方、インドの行者たちは人々から尊敬されず、衣料や飲物食物や寝具や薬を受けられなか... 続きをみる
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ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第2章3棒の経 (現代語訳・解説)
2.3 棒の経(13) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園にて、大勢の少年がサーヴァッティーとジェータ林とのあいだの道で、棒で蛇をいじめていたのです。お釈迦様は、朝早くに衣を着て鉢と衣料を手... 続きをみる
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2.3 棒の経(13) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園にて、大勢の少年がサーヴァッティーとジェータ林とのあいだの道で、棒で蛇をいじめていたのです。お釈迦様は、朝早くに衣を着て鉢と衣料を手にと... 続きをみる
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ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第2章1ムチャリンダの経(現代訳・解説)
ムチャリンダの経は、ブッダが人々に説法(転法輪転経)を始める前の心境が言葉になっている貴重な経典です。相手が解るようにということは意識していないので難解かもしれませんが、それだけに悟りの境地が、そのまま語られています。 2.1 ムチャリンダの経(11) このように、わたしは聞きました。 ある時... 続きをみる
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ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第2章1ムチャリンダの経(普及版)
2.1 ムチャリンダの経(11) ある時、お釈迦様はウルヴェーラーに住んでいた。 ネーランジャラー川の岸辺のムチャリンダ樹の根元で、悟りをえてすぐのころお釈迦様は、七日のあいだ、瞑想姿で坐ったまま、悟り楽しんでいた。 雨雲が現われ七日も雨となり、風が吹きつけた。 龍(ナーガ)王のムチャリ... 続きをみる
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ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第1章5バラモンたち(副読本・Ⅱ)
カッチャーナ尊者 (ウダーナ7-8、5-6にも登場) 仏弟子のうちでも、「論議第一」といわれているが、経典のうちでも主として哲学的議論を述べている部分に登場する。仏教教理の深遠難解な事項を理解し、また論議して、人々に説いて聞かせた。仏教教団では、年日の経過とともに、次第に伝道活勁が重視されるよう... 続きをみる
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ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第1章5 バラモンたち (副読本・Ⅰ)
ウダーナ副読本 ウダーナ(自説経)1-5 バラモンたち ウダーナ1-5では、重要なお弟子さんが登場します、お一人お一人の伝記を記載しましたので参考にしてください サーリプッタ尊者 (ウダーナ 3-4,4-7,4-4,4-7、4-10、7-1、7-2にも登場) 特にお釈迦様の信頼の高かったのが、智... 続きをみる