ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教

仏教ベスト盤 ~ ウダーナ ~ を翻訳・解説

ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第8章4第四の涅槃に関することの経(普及版)


8.4 第四の涅槃に関することの経(74)
 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティー(舎衛城)に住んでおられまた。
 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園(祇園精舎)で、お釈迦様は弟子たちに、悟りに関する真理の法話によって、教えられ、観(すす)められ、励まし、喜ばせた。
 弟子たちは悟りの教えに、その全てに心を集中して、耳を傾け、教えを聞いた。
  お釈迦様は、ウダーナを唱えました


なにかにたよる人には、よろめきがある
たよらない人には、よろめきはない
よろめきがないとき、安らぎがある
安らぎがあるとき、欲望はない
欲望がないとき、この世に生まれて・この世を去るがない
この世に生まれて・この世を去るがないとき、死・生はない
死・生がないとき、この世もあの世もその間もない
これは、苦の終わり、悟りの境地です

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