ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第2章9 ヴィサーカーの経 (普及版)
2.9 ヴィサーカーの経
あるとき、お釈迦さまは、サーヴァッティーに住んでおられた。
東の聖園にあるミガーラ・マートゥの高楼で、コーサラ国のパセーナディ王が、ヴィサーカーの願いに、応じてくれなかった。
朝早くから、ヴィサーカーに、お釈迦さまは、こう語りかけた。
「ヴィサーカーさん、なぜ朝早くからやってきたのですか」
「尊き方よ、コーサラ国のパセーナディ王は、わたしの願いに応じてくれませんでし
た。」
お釈迦様は、ウダーナ唱えました
世のなかのしがらみに、とらわれるのは、苦となる
世のなかのしがらみに、とらわれないのは、楽となる
世のなかのしくみは、けっこう理不尽なこともある
世のなかのしがらみに、とらわれないのは、なかなか難しい