ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第7章6渇愛の滅尽の経 (普及版)
7.6 渇愛の滅尽の経(66)
あるとき、お釈迦様はサーヴァッティーに住んでおられた。
ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、アンニャーシ・コンダンニャが、お釈迦様から遠く離れていないところで、瞑想姿で身体を真っすぐに立てて、渇愛の滅した解脱を観察しながら、坐っていたのです。
お釈迦様は、アンニャーシ・コンダンニャが、遠く離れていないところ、瞑想姿で坐っていたのを見ました。
お釈迦様は、ウダーナを唱えました
大地から葉が自然に伸びるように、根本的な欲はない
世の中の人々とむやみに絡みつかない
とらわれからも解き放たれている
このような悟りひとは非難できない
絡み合うことすらできないが
人に讃えられるのは、悟りひと
