ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第7章7虚構の滅尽の経 (普及版)
7.7 虚構の滅尽の経(67)
このように、わたしは聞きました。
あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。
ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、お釈迦様は、みずからの虚構の想いと名称を捨てることを観察しながら、坐っておられたのです。
お釈迦様は、みずからの虚構の想いと名称を捨てることを知って、ウダーナを唱えました。
妄想・固定概念が存在しないなら
誤った教えも知らないことも超えている
論争も捏造も、その土台のことばも
欲も超えた、悟りひとを世の人々は見下すことがない
