ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教

仏教ベスト盤 ~ ウダーナ ~ を翻訳・解説

ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第6章6第三の異教の人々経 (普及版)


6.6 第三の異教の人々経(56)
 物語は、ウダーナ6-5と同じ


自分のもの、自分の教え、自分は自分
自分という実感が、ろくでないものなのに
ただ一つ、自分がという実感が
こころに刺さった、ただ一つの矢だとわからない



矢だと解ってしまえば
自分がという気持ちは生まれない
他人は自分がいなければ、現れない



哲学者もかしこひとも行者も
くらべる心が現れて、自分に縛られる
見もしない真理をさかなに、論議に明け暮れ
悟りに辿り着くことはな

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